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診療内容のご案内

泌尿器科診察室:こんな症状がありましたらご相談下さい

1) 血尿(おしっこに血液が混じる)
どんな病気が考えられますか?
  • 尿路結石症(腎結石・尿管結石・膀胱結石など)
  • 癌(腎癌、尿管癌、膀胱癌など)
  • 腎血管系の異常(ナットクラッカー現象など)
  • 特発性腎出血
  • 腎炎(IgA腎症など)
  • 無症候性血尿

どれくらいの頻度?
検査方法は?

想定する病気によって検査の種類は違いますが、一般的には、ます検尿や腎膀胱エコーを行います。

さらに、尿路結石を想定する場合は、レントゲン検査を行います。また、癌が疑われる場合は、尿細胞診や血液検査や膀胱鏡検査なども行います。

2) 蛋白尿(おしっこに蛋白が混じる)
どんな病気が考えられますか?
  • ネフローゼ症候群
  • 糸球体性腎炎
  • 間質性腎炎
  • その他、健康な人も蛋白尿が出る場合があります

検査方法は?

蛋白尿は、健康な人でも少しの尿蛋白は見られます。また過激な運動後や高熱のあるときなどに一時的に尿蛋白を認めることがあります。このため、何回かの検尿検査や血液検査やエコー検査などを行い判断します。

3) 排尿時痛(おしっこして痛い)
どんな病気が考えられますか?
  • 女性の場合は、膀胱炎。
  • 男性の場合は、尿道炎、前立腺炎。
  • 膀胱・尿道結石。

検査方法は?

おおむね検尿検査で判断できます。また、原因菌を同定するために尿培養検査を行います。

ただ、治療の開始にかかわらず、改善しないなどの場合は、ベースに他の病気がかくれている場合もありますので、エコー検査やレントゲン検査などを行う必要があることもあります。

4) 腰痛(腰が痛い)
どんな病気が考えられますか?
  • 尿管結石(突然の腰痛がでます)
  • 腎盂腎炎(高熱が伴います)

検査方法は?

検尿やエコー検査やレントゲン検査を行います。

尿路結石の場合は、造影剤を使用したレントゲン検査が必要になります。

腎盂腎炎の場合は、血液検査を行い、炎症の程度によっては、抗生剤などの治療が必要になります。

5) 男の方の排尿困難・頻尿・残尿感(出にくい・トイレが近い)
どんな病気が考えられますか?
  • 前立腺肥大症
  • 前立腺癌
  • 前立腺炎

検査方法は?

検尿・エコー検査・直腸診・血液検査(PSA)で、病気の鑑別をします。
治療には、内服治療や手術などが必要になる場合もあります。

6) 尿失禁(尿もれ)
どんな病気が考えられますか?
  • 腹圧性尿失禁(くしゃみや咳など、腹圧がかかる時に漏れてしまう)
  • 切迫性尿失禁(急に尿意があらわれて、トイレに間に合わない)

検査方法は?

エコー検査や膀胱内圧測定や鎖使用尿道膀胱造影検査などを行って、過活動性膀胱の程度や膀胱底部の下降の程度などを判断します。
治療には、薬物療法が主になりますが、手術が必要になる場合もあります。

7) 前立腺癌検査(PSA)のことが気になる
詳しく知りたいです

食生活の西洋化に伴い、日本も欧米に近づき、急速に前立腺癌の患者数が急増しております。昨今、有名人も多くこの病気になっている現状です。

前立腺癌の治療は、早期発見・早期治療が大切です。ちなみに、前立腺癌の早期は、ほとんど症状がありません。

前立腺癌のチェックは、血液検査(PSA)とエコー検査と直腸診で、チェックが可能です。60歳以上の男性の方は、必ず、泌尿器科専門医にご相談下さい。

8) 性病のことが気になる
どんな病気が考えられますか?
  • 淋菌性尿道炎
  • クラミジア性尿道炎
  • 尖形コンジローム
  • 性器ヘルペス
  • AIDS

詳しく教えてください

一般に、性行為感染症(STD)と呼ばれます。もちろん、性行為で感染することがほとんどです。昨今、性行為の多様化(様々な形のSEXなど)で、急速にSTDの広がりに変化を認めています。

治療に関しては、病気によって、薬物治療(内服や点滴治療)や手術が必要になる場合もありますので、泌尿器科専門医にご相談下さい。

9) 子どもがおもらしをして悩んでいます
詳しく知りたいです

お子様の顔が皆さん違うように、お子様の成長も千差万別で、その成長も早い遅い個人差が、必ずあります。たいていの場合は、自然になくなってゆくものです。

しかし、まれに神経・筋肉の病気や精神的な病気などにより、おもらしを認める場合があります。その場合は、詳しい検査(膀胱機能検査やMRI検査など)やカウンセリングが必要になる場合があります。詳しくは、お気軽にご相談下さい。

10) ED(勃起できなくなった・勃起が続かなくなった)
詳しく知りたいです

ED(男性機能低下)と呼ばれます。性的不能とは別です。
「勃起するが、硬さが足りない」
「勃起するが、中折れして、勃起を持続できない」
「うまく射精できない」
など、さまざまな場合が想定できます。

検査方法は?

簡単な問診が中心の診察を行います。患者さんの症状や、持病の有無(糖尿病や肝臓病・心臓病など)などを参考に、ライフスタイルやご希望に合わせた治療方法をご相談します。
治療方法は、バイアグラやレビトラなどが、即効性があり第一選択になっています。

11) 男性更年期障害
どんな病気が考えられますか?

最近、女性だけではなく男性にも更年期障害という言葉がよく聞かれるようになりました。主な原因は、ストレスと体内ホルモンのバランスの変化です。それまで、元気で健康でおられた方が、急に起こりうる疾患です。

体がだるく、頭痛や手足のしびれ、不安やイライラが続き、何をする気にも起こらないなどの症状があります。

どのように診断し、どのような治療方法がありますか?

問診の上、男性ホルモンや前立腺癌腫瘍マーカー(PSA)などの血液検査を行い、診断します。治療方法としては、男性ホルモン(テストステロン)が減って崩れたバランスを、男性ホルモンを補充することによって治していくテストステロン補充療法があります。