院長のコラム

2008年08月01日 熱中症の注意事項・・・

 連日、猛暑が続きます。診療所でも、熱中症の患者さんが多く来られます。
まず印象ですが、案外、夏の暑さを軽く見て、侮っている感じが少しします。
 事例として、ある患者さんは、朝から、室内の高温の中を仕事されてて、水分をあまり取らなかった。昼から、熱はないけど、足が急にしびれて、動けなくなった・・・と。
これは、熱けいれんのパターンです。また、39度以上の高熱が出るパターンもあります。
 また、別の事例ですが、前日、下痢をしていた患者さんが、次の日、下痢がましになったので、出かけたら、急にしんどくなった・・・と。
こうならないようには、水分を多く取ること。さらに、お茶・、水だけではなく、電解質の入ったスポーツドリンクもぜひ飲んで聞ください・・・。そして、休息ですよね。

 10年くらい前に、アメリカ南部のヒューストンというところに、1週間ぐらい滞在したことがあります。
気候でいうと、ヒューストンは亜熱帯でしょうか・・・。夏は、40度近い暑さでした。
現地の人から、「クーラーは24時間かけなさい」「クーラーなしだと、死にます」と、警告されました。
その時は、僕は「ここはアメリカ南部・熱帯が近いから・・・」と思っていました。
 しかし、ここ最近の日本でも、猛暑のひどさを見てると、本当に、「クーラーは24時間かけなさい」「クーラーなしだと、死にます」と、警告してしまいます。
 地球温暖化なんでしょうか・・・?そう言えば、昔は、朝晩は結構涼しかったですよね・・・