院長のコラム

2008年08月03日 糖尿病の患者さんのジレンマ

 糖尿病の患者さんを、多く診せて頂いていますが、ひとつ、ジレンマを感じてます。

 頻回に血液検査を、受けられる患者さんほど、糖尿病のコントロールが良好です。
逆に、血液検査の頻度が少ない人の方が、データが悪くなる傾向が見受けられます。
 データが不安定な患者さんには頻回に、血液検査を行うようにしていますが、その時、口がすっぱくなるまで糖尿病の指導を受けられるからでしょうか?
患者さんも「もう、クダクダ言われるのは、うんざりだ・・・」と感じられて、聞くのがいやで、生活改善が改まるのかも・・・。
 逆に、血液検査の間隔があく患者さんは、糖尿病に対して、気持の緩みがでてくるからでしょうか?
 しかし、頻回に血液検査をすれば、医療費が高くなってしまう・・というジレンマが・・・でてくるのです。