院長のコラム

2010年07月22日 在宅医療の考え方

 在宅医療というと、往診と訪問診療とか馴染みにくい言葉の感じがします。
これは、僕の個人的な私心かもしれませんが・・・

 そもそも、病院で診療している時と、クリニックで診療している時の差は、一言でいえば、「足腰が軽い」という言葉に尽きます。家で調子が悪くなって動けない・・・となれば、病院の時は、「なんとか病院まで来て下さい」となっていました。クリニックでは、「そしたら、時間ができたら、すぐ行きますわぁ〜」になります。
それが大きな違いです。
 ただ、家での診療は、検査には限界があります。レントゲンはできません。大きな検査器具も、持って行けません。診療内容には、限界があります。
 いつも定期的に来て頂いている患者さんが、万一、具合が悪くなって困っている場合は、どんなに遠くても、時間が遅くても、できる限り対応しよう・・・思っています。