院長のコラム

2010年08月17日 結城秀康について・・・

戦国武将のお話です(話はまたまたそれます)。
結城秀康という人は、あまり知っている人は少ないのではないか(?)と思います。
 

 結城秀康は、徳川家康の二男です。が、なぜか家康に嫌われ、小さい頃、豊臣秀吉のところへ、人質として養子として差し出されました。秀吉は、彼を大切に扱い、また、秀吉の息子(秀頼)とも非常に仲が良かったそうです。彼は、父家康を憎む一方で、豊臣に好印象を持っていました。
 その後、茨城の結城家へさらに養子に差し出され、結城家ぼ後継ぎになりました。
 関ヶ原の戦いの活躍以降、福井藩に転領され、67万石の加領されました(出世)。名前も、「松平」の名を使う許しが出たそうですが、秀康本人は一生「結城」のままで通したそうです。息子以降は、松平の名になっています。
 結城秀康は、家康の子でありながら、豊臣に好印象を持ちつつ、名前を変えず、意地を通した。
非常に、数奇な人生を送った戦国大名と思います。
 あまり注目しない人物に目がとまった次第です。