院長のコラム

2010年11月17日 肺炎ワクチンについて

 高齢者の死亡原因で、肺炎は第4番目です。その肺炎に原因菌は、肺炎球菌という最近です。この肺炎球菌を狙った予防ワクチンです。すべての肺炎の原因菌に有効ではないのですが、主たる肺炎球菌に対しては、効果があり、約80%抑制すると言われています。
 現在、肺炎球菌ワクチンは、成人用(ニューモバックス)と小児用(プレベナー)があります。成人用のワクチンは、23種類の型に効果があるに対して、小児用のワクチンは、7種類の型のみとなっています。 
 特に、ご高齢の方に対しては、その有用性が指摘されていますので、ご相談下さいませ。
 全国の一部の市町村では、このワクチンの助成事業がありますが、大阪市では、残念ながら、助成制度がないため、現在のところ、自費となっています。