院長のコラム

2011年02月15日 肉眼的血尿(目に見える血尿)

 目に見える血尿(肉眼的血尿)で来られる患者さんが結構おられます。
原因はいろいろ考えられます。もちろんその他の症状も参考になりますが、膀胱の中をのぞく”膀胱鏡検査”が重要になります。

 肉眼的血尿の原因としては、1)炎症、2)結石症(尿路)、3)腫瘍(膀胱癌など)などが上げられます。その鑑別には、レントゲン検査やエコー検査、CT検査などもありますが、最終的には、直接カメラで見る検査が必要になります。
 それが”膀胱鏡検査”になります。
 以前は、「硬性鏡」と言われる、金属の内視鏡で行われていましたが、最近では、柔らかい内視鏡「軟性鏡」での検査が行われています。
軟性鏡は、少しの違和感程度で済みます。硬性鏡は、明らかに痛みが伴います。
 もちろん、当院では、痛みの負担の少ない「軟性膀胱鏡」で対応しております。