院長のコラム

2011年03月19日 関西電力は60ヘルツ

 東京電力管内では、計画停電など電力不足が問題になっています。
そこで、なんで、隣の中部電力や関西電力など大きな余力のある会社があるのに、融通できないのか?と思いませんか?

 そもそも、電力の周波数は、日本には2種類あります。東日本の50ヘルツ。西日本の60ヘルツ。これは、東日本はドイツから技術導入されたため、50ヘルツ。西日本はアメリカから技術導入されたため、60ヘルツになっています。
両者は、発電機が全く違うため、相互融通できないのです。
 今回の地震で、東京電力は深刻な電力不足。同じ周波数の東北電力からは、融通の期待はできないし、北海道は遠いため、同じく期待できない。
 このため、どうしても電力不足が解消できず、関東地方で計画停電となってしまったのです。
 日本のような大きな国。そもそも、電力の周波数が統一できなかったのか?そこに問題があるように思えますが・・・。